10種類以上のライトを使い、300株以上育ててきた私が一番好きな、最強の植物育成ライトを紹介します。
- ガンガン成長する植物育成ライトでどれなの?
- どんなライトが育つの?
- 使い方ってどうするの?
と気になる方は是非この記事を読んでください。
私が好きな最強ライト【Hipargero HG800】がなぜ最強なのか論理的に理解できます。
結論を言いますとHipargero HG800が最強の理由は
- 光が強い
- 波長のバランスがいい
- UV-Aが含まれている
- IRが含まれている
目次
Hipargero HG800はどんな商品か
■外観
仕様:
- 実消費電力:240Watts - 入力電圧:AC100~240V - LED数:COBx4 + 3W LEDx16
- 寸法:346x308x70mm - パッケージサイズ:366x325x135mm - ビーム角:120度
- シェル素材:アルミニウム、鉄 - 寿命:50000時間 - 正味/総重量:2.8kg/3.6kg
引用元:amazon
値段:19880円
PPFD:1266μmol/m2s(45cm)
波長:フルスペクトル
強い光を出すLEDのCOBチップが4個搭載されています。
COBは強力な光を出すLEDだと理解すればOKです。
COBのもっと詳細な説明はこちらにあります。
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良くないところ
強力なLEDチップが4つも搭載されているため、ファンが搭載されています。このファンが少しうるさいです。
リビングなど生活スペースの近くで使用する方はお気を付け下さい。
光の強さ
光の強さは申し分ないです。
45cm離れた場所で1266μmol/m2s。下図参照
照射面積は45cmの箇所をみると0.95m2となっています。これは円の面積なので円の半径に変換すると0.55m(直径約1m)となります。
計算式:0.95/3.14=0.302 → √0.302=0.55
1mの幅の棚であればこのライト1個でも対応できそうです。
注意点としては、中心が一番明るく外側にいくほど暗くなります。強い光が欲しい植物は真ん中に集めましょう。
私の経験上PPFD600μmol/m2s以上あれば徒長せずに成長しています。このライトであれば中心から外れた植物も健全に成長するための明るさはあります。(ただし一番端っこは怪しいかもしれません。)
波長
VEGモードとBLMOOMモードの2種類のスイッチがありますが、どちらもONにすると下記の波長となります。
光合成に必要な光の波長は下図となります。グラフの線が上にいくほど吸収率が高いと理解すればOKです。
植物が光合成に必要な波長である、青(430nm-450nm)と赤(640nm-680nm)がしっかりとあります。
波長バランス(赤青比)
赤と青のバランスも重要です。
植物育成に必要な光量のバランスについても、既存の光源には問題がある。これまでの研究2)によると、植物の成長には、赤色光と青色光の割合をPPFD比で7:3~9:1程度にするのがもっともよいとされている3)。
ウシオ電機の資料によると赤:青がPPFD比で7:3~9:1がいいとされています。
植物が光合成するときの感度は下図のようになっています。
波長と感度比を踏まえてHipargero HG800の赤:青比をPPFD比で行うと、だいたい5:2ぐらいになります。9:1までにはなっていませんが、比率としてはザックリですがいい感じだと思います。
Hipargero HG800の購入はこちらから
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UV-A(紫外線)
このライトにはCOBのチップに加えてUV-A(380nm)のチップも搭載されています。
紫外線はUV-A,UV-B,UV-Cの3種類があり、UV-BとUV-Aは植物には良い働きをします。ただ、残念なことにUV-B搭載のライトは市販されていません。
・UV-A効用
茎の徒長を抑える働きをすることに使われます。また、花芽の形成を促進したり、アントシアンという赤紫色の色素の合成を促進することがある。
UV-Aがあることにより、植物の徒長は抑えられ横に丸く成長しやすくなります。アガベなどの葉の植物は葉が太くなると考えられます。
紫外線詳細は関連記事を参照下さい。
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IR(遠赤色光)
UV-Aに加えてIR(730nm近辺)のチップも搭載されています。
・IR(遠赤色光)の効用
常に遠赤色光がカットされた光環境(白色蛍光灯がほぼそのような光環境です)では、発芽したての植物は正常には育ちにくいようです。そのような環境では多くの植物は徒長しやすい傾向にあります。
遠赤色光の補光によって光合成速度が増加すること、遠赤色光の効果は光の強さが頻繁に変化する変動光環境下で顕著に見られることが明らかになった。
上記の記事より、遠赤色光も重要であることが分かります。特に、実生苗を育てるときには遠赤色光があった方いいです。
大きく育てたいときにも光合成の効率が良くなるので有効です。
使い方
Hipargero HG800 は光が強いので、近づけすぎには注意ください。
VEGモードとBLMOOMモードスイッチ:両方ON
照射距離:45cm程度
照射時間:12時間程度
中央に置く植物は光が多く必要な植物、または大きくしたい植物を置くといいです。周辺にいくと光は弱くなりますので、小さい苗や光が弱くてもいい植物を置きます。
ちなみに最近気になる電気代はこのようになります。
1日12時間稼働時の電気代:73.26円(1kWh=26.48円で計算)
まとめ:植物育成ライト Hipargero HG800 最強な理由と使い方
Hipargero HG800がなぜ良いと言われているのかの理由は以下の4つ。
- 光が強い
- 赤青比のバランスがいい
- UV-Aが含まれている
- IRが含まれている
↓紹介したのはこの製品
紹介した植物育成ライト以外も説明している記事があります。そちらを見て自分の環境に合う商品を探すことをオススメします。
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