植物が成長するのにもっとも大事なことは根をしっかり張らせることです。
そのれには土が深く関係しています。
土は奥が深いです。
あなたも土の沼に入ってみませんか?
植物を育てることが一段と楽しくなりますよ(*^^)v
土で気を付けていることと調べて分かったことを網羅的に書きました。参考にしてみてください。
用土の混合割合とかそういった内容ではなく、今使ってる用土をどのように使うか。どのようなことをすればいいのかを書いた記事です。
この記事がおすすめなひと
- 植物を健康に育てたい
- 土について全然分からない
- 土に詳しくなりたい
- 根がしっかり育つにはどうすればいいかを知りたい
目次
根の太さで土の粒度を変える
※これはあくまでも私のやり方なので参考程度にしてください。
植物の品種によって土の粒度を使い分ける。
根が細い植物
パキポディウム グラキリスやドルステニア ギガスなどは細かい土を使っています。
5mm以下の粒度です。
鉢の下の方には5mm以上の粒度の層を作り隙間からこぼれないようにしています。
根が太い植物
アガベなどの根が太い植物には粒度が大きい土を使っています。
小粒で買ってきた土を5mmのふるいをかけて、上に残っている土を多めに使っています。
用土の混合割合の参考
↓
微生物を増やすと良さそう
菌根菌
菌と聞くとどうしても悪いイメージが浮かんでしましますよね。
植物になくてはならい菌もいるみたいです。
それが菌根菌です。
菌根菌とは簡単に言うと、土の中にいる植物に優しい菌です。
むしろこの菌がいないと植物は苦労します。
植物はリン酸を吸収することが苦手ですが、この菌根によって効率よく吸収できます。
菌根は植物から糖分をもらいます。
植物は菌根からリン酸をもらいます。
まさに共存の関係です。
ちなみに、
マツタケやホンシメジ、トリュフも菌根菌です。人間にも必要な菌なんです。
↓菌根関連の文献の抜粋
VA菌根菌
菌根とは、Vesicle(のう状体)やArbuscule(樹脂状体)をつくるカビやキノコの仲間(菌根菌)で、植物につく有用微生物です。
VA菌根菌は植物の根につくと、土壌中に菌糸を伸ばし、リン酸などのミネラルや水分を効率よく吸収して植物に与え、植物からの光合成で生産した糖分を与えられます。
VA菌は4億年前から自然界に存在していた微生物で、植物の根に感染・共生します。そして土壌中の養分(特にリン酸)やミネラル、水分などを効率よく植物に与えるポンプの役割を果しているのです。
一般的に菌根において植物と菌根菌は相利共生関係にあり、植物から菌根菌へは光合成でつくられた有機物(糖など)が供給され、菌根菌から植物へは土壌から吸収した窒素やリンなどの無機栄養分や水が供給される。また、菌根菌によって、病原菌からの保護、重金属などのストレスに対する耐性が植物に付与されることもある。一方で植物が光合成をせず、炭素源を含むほとんどの栄養を菌根菌に依存していることもあり(植物が菌に寄生または片利共生)、このような植物は菌従属栄養植物(腐生植物)とよばれる。
菌根菌を増やす
菌根菌を増やすには、
- 土壌中のリン酸量を少し減らす
- 土壌中に炭化材を含ませる
この2つがいいようです。
リン酸は肥料に含まれています。あまり多くの肥料を上げることは逆に悪い可能性があります。適量にしておきましょう。
炭化材については
炭化材とは木炭、竹炭、もみ殻燻炭など農業有機的に存在するものをいいます。炭はアルカリ性を示す多孔質の物質で、この環境は菌根菌にとって最適であり胞子を作り増殖するための拠点となります。
木炭などを入れ込むと良さそうですね。
発根管理のベンレートは良くないかも
殺菌剤でよく聞くベンレートは菌根菌の動きを弱くするようなので、使わない方がいいかもしれません。ダコニールに関しては特に情報がないので分からない感じ。
殺菌剤を使いたい場合は、きのこ用ベンレートが良さそうです。
これは、きのこに害がでない殺菌剤となります。菌根菌はきのこの仲間なのでこれがいいと思います。
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菌根が増えそうなアイテム
商品名:Drキンコン
ブランド:出光興産
植物の根に接触して共生関係を結び、植物にリン酸などの養分や水分を効率よく与え、植物を活性化させるVA菌根菌を含んだ新しいタイプの微生物資材です。
【送料無料】 Dr キンコン 1kg ドクター菌根 活性VA菌 菌根菌 価格:13,750円 |
商品名:マイコジェル(ジェル状超濃縮菌根化剤)
ブランド: ハイポネックス
スペイン・キミテック社が国際特許として所持する約90系統の菌種のうち、日本の作物や栽培形態に適した菌根菌を採用した、ジェル状の超濃縮菌根化剤です。
ジェル状のため希釈時に残渣なくきれいに溶解するので、点滴灌水等にも使用できます。
菌根菌の効果で 水分・養分の吸収を促進し、作物に活力を与え、ストレス環境下での生存力を強化し、耐病性を向上させます。
微生物を増やすには?
堆肥を入れると土中の微生物は増えやすいです。
ただ、堆肥を入れるとコバエなどの虫が発生すると言われています。
それは有機物にハエなどがよってきて卵を産み付けたりするためです。
回避する方法として、表面の土は化粧石や化粧砂を使うといいと思います。
表面に出ていなければ卵を産み付けられることは少なくなります。
堆肥でもうひとつ気を付けることは、CN比です。
CN比とは炭素と窒素の割合を示したものとなります。
C:炭素
N:窒素
CN比が高いと微生物が有機物を分解するときに窒素を多く使ってしまい、土中の窒素がなくなってしまうことがあります。これを窒素飢餓と呼びます。
こうならないようにCN比は低めがいいようです。
CN比が低いと微生物が増えにくいので土壌改良効果がなくなりますのでバランスが大事です。
目安としては、CN比20です。
堆肥を入れる場合は、20前後のモノを選びましょう。
腐植酸(フミン酸)
匂いなどのしない堆肥を調べていたところ、気になる商品がありました。
腐植酸肥料と呼ばれるものがるみたいです。
植物の根張りを良くする効果があります。
詳しくはこちらに書いてあります。
↓
堆肥から腐植酸資材へ変更するか検討中。メリット・デメリットを教えてください
販売されている商品としては、いくつかあるみたいです。
- アズミン
- 粒状腐植酸AGフミン
- ふっカル(天然腐植酸+カルシウム)
ふっカル以外は大きい袋しかなく、邪魔になりそう。。。
ふっカルは楽天などでも買えますが、腐植酸の量が書いてないので不安。。。
アヅミンをメルカリで買ってみようか検討中です。
まとめ
網羅的に書いたので、繋がりが悪くてすみません。
言いたいことは
- 土の粒の大きさは品種、根の太さによって考えましょう
- 土の中の微生物も大事
- 堆肥を入れるより腐植酸を直接入れた方が手軽かも
アヅミンを試してみてどうなるかとても気になります。
今後、追って記事にしたいと思います。
みなさんの植物ライフが少しでも良くなるよう育成方法の情報を出していきたいと思います。
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植物の個人輸入をやってみたいけど、なんだか不安。
と言うあなたのためにコミュニティ作りました。
200人ぐらいを上限に考えていますのでお早目にご検討することをおすすめします。
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私の使ってる用土の記事を参考に貼っておきます。
この土がグラキリスの爆発的な成長を呼んでいるのかも??
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