多肉植物を見ていると、
よく
ssp とか Varとか出てきます。
簡単に言うと
sspは亜種
varは変種
です。
どちらも似たように感じていましたが、
明確に意味は違うみたいです。
その解説が植物生理学会のみんなのひろばのQAに掲載ありました。
以下が抜粋です。
亜種ssp.と変種var.の違いについて | みんなのひろば | 日本植物生理学会
両者の関係はご理解されている通りですが、もう少し詳しく説明すると、亜種は種の下位、変種の上位という関係にあります。
亜種はその生育地が同種の仲間と地理的に隔離されており、そのために他の地域の同種の仲間との交雑は通常起こらない。しかし、遺伝的に可能である。亜種は地理的隔離のために特徴ある形態を示すことが多い。学名記載上は[subsup.]または[ssp.] と略記し、キャピタル、イタリックを使わない。
変種は種の集団の中で自然に起きた変異(形態、色など)を示すもので、その特徴は継代的に遺伝される。学名記載は[var.]と略記、キャピタルもイタリックも使わない。
種名の命名は最初にそれが命名・報告されたものが基本とされ、その時に対象となった標本が分類の基準となります。しかし、その後研究者が詳しく調査・解析したりして再分類することがあります。変種から亜種に変更されたものや変種からさらにその下位の型(forma:f.)に変更されたものもあります。生物の分類は遺伝子解析の進展に伴って系統的な観点から新しい体系が作られつつあります。いずれ生物種の相互の遺伝的関係はもっと詳しく解明されるでしょう。
亜種ssp:隔離された地域で変異した種類(その地域に適応するために変種したって感じですかね。たぶん)
変種var:集団の中で変異していった種類
人気のグラキリスも本名は
Pachypodium rosulatum var. gracilius
です。
ってことは、
var なの変種ですね。
で、
場所に影響を受けて変異したのではなく、
遺伝的に少しずつ変わっていったのですかね。
まとめ
学名に色々なアルファベットが他にもあります。
それについても今後調べたいと思っています。