今回はサボテンの本の紹介です。
なんか不思議な本でした。
サボテンの哲学みたいな感じです。
◆題名:シャボテン幻想
著:龍膽寺 雄
内容
「シャボテンは、―この不思議な植物は、それが生えていた砂漠の、人煙絶えたはるかかなたの世界の孤独を、一本々々影ひいて持って来ている。雲もなく晴れて刳れた空の下の、ただ焼け石と砂ばかりの世界に、淋しく乾いた音をたてて風が吹き抜けている」作家・龍膽寺雄は小説執筆の傍らシャボテン栽培に打込み、世界的な研究者となった。多くの入門書、専門書、写真集を刊行したが、中でも本書はシャボテンへの偏愛が横溢した随想集で、彼の説く「荒涼の美学」、「寂寥の哲学」はいまだ多くの愛好家を惹きつけてやまない。
引用元:amazon
感想
人類とサボテンの歴史が書かれた、不思議な本です。
サボテンが大大好きな著者が、あらゆる視点からサボテンに関する情報をめいっぱい詰め込んだ、マニア向けの一冊です。
サボテン自生地での育ち方への考察、気持ちまでも書かれています。
過酷な環境砂漠で、サボテンが命をつないできた物語が書かれていて、まるで何かの小説を読んでいるようです。
植物の話であるのに、ドキュメンタリーのようで話に吸い込まれます。
古代アステカの時代には、サボテンを鎮痛剤として使用していた。ロフォフォラにはアルカロイドという成分があり、これは麻薬の一種らしい。サボテンって意外と危険な植物なんです。そこがまた人間を虜にするところなんでしょうか。
特に私が気になった箇所は、「サボテンは見ている」です。
内容を要約すると下記のような感じです。
↓
次のような実験が行われました。
サボテン2つを置いてある部屋に被験者7人が順番に入っていき一人が1つのサボテンを踏み潰す。
そして、残ったサボテンに電極を付けて、
順番に被験者が部屋の中に入りサボテンの前に立つ。
先ほどサボテンを踏み潰した人が前に立った時に、
電極の針が動いたらしい。
まじで!!って思いました。
あなたもサボテンに見られてますよ。
毎日話しかけてあげましょう(*^^)v
この本を読んで、サボテンの凄さを知りました。
今後はもっと尊敬して育てていきたいと思います。
↓その本はこちら(楽天Booksのリンクです)
|
↓他にオススメの本があります。
↓その他の本(時間があるときに説明記事作成しようと思います)
・冬型植物の本
ビザールプランツ 冬型 珍奇植物最新情報 [ 主婦の友社 ]
|
・コーデックス全般の育て方の本
コーデックス (NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビNEO) [ 長田 研 ]
|
・コーデックス全般の育て方の本
珍奇植物 ビザールプランツと生きる 塊根植物・サボテン・食虫植物など400種 灼熱の砂漠から熱帯雨林の植物たち [ 藤原 連太郎 ]
|